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« 坪松裕樹 | メイン | 3月21日 The Stable Notes »

2008.03.20

STOUT! & The Key Project

1st Stage 『STOUT!』

Articaでの演奏が今回で3度目となる『STOUT!』のお二人。
お二人の演奏は、毎回ここ、代々木のバーArticaをアイルランドのパブへと変えてしまう。

今夜のライブは『The bass Rock』という曲で幕を開けた。
アコーディオン、アコースティックギター、ボーカルというシンプル極まるセットからは、とても温かく人間味の溢れる音が紡ぎだされて行く。
楽曲だけではなくMCでもその独特の世界観を崩すこと無く、セットの序盤でArticaを、オーディエンスごとすっかり『STOUT!』色に染めてしまった。

5曲目に演奏されたオリジナル曲『Blackbird』では、寺岡佐和子さんの個性的な歌声と非常にユニークな歌詞によって、間違いなく『STOUT!』にしか表現できない世界を見せてくれた。

現在アイルランドの伝統音楽は、その枠に収まること無く音楽の境界線 を超えて、ロックやパンク、現代音楽にまで大きな影響を与えているが、その大きな魅力と可能性を実感することができた。

その後もインスト曲、ツインボーカルの曲などを織り交ぜライブは終盤へ。
間宮工さんの奏でるアコースティックギターはメロディからリズミカルなバッキングなど各曲をダイナミックに展開させていく。
アイリッシュからカントリー、ブルージーなフレーズまで飛び出すそのプレイはオーディエンスを決して飽きさせない。

最後の曲『Gone Gone Gone』ではベースにエンリケさんが登場!
大きな拍手に包まれてライブは終了した。

今回は1Stageのみだったが、非常に密度の濃いライブであった。
みなさんも是非、Articaで『STOUT!』の世界に触れてみていただきたい。

2nd Stage 『The Key Project』

2nd Stageは工藤哲也さん(K)、エンリケさん(E)、八重樫浩さん(Y)、の3人による『The Key Project』が登場!
1st Stageの余韻の残るArticaをエンリケさんの力強いチョッパーフレーズが一変させた。1曲目はアップテンポな『Starting Over』。
3人で、しかもアコースティックセットとは思えないほどパワフル。その音圧に圧倒されてしまった。

フランクなMCを挟みながらライブは進み、4曲目には新曲の『Carried Away』を披露。
演奏後に「キーが高い!」と工藤さんが漏らしていたが、そのハイトーンのボーカルは圧巻であった。
そのクリアかつ力強い歌声は聞く人の心にダイレクトに言葉を届ける。
また、エンリケさん、八重樫浩さんによるコーラスワークも絶妙で、工藤さんのボーカルをさらに引き立てていた。

その後『かもめ歌』、エンリケさんがボーカルをとる『Naked King』と少し毛色の違う2曲を演奏。

7曲目は、初めて工藤さんが作詞されたという『何のために』。
この曲でも工藤さんのハイトーンボーカルが全面に押し出され、工藤さんの「心の叫び」を存分に伝えていた。

全8曲の演奏が終わり、アンコールでは、先日誕生日を迎えられた八重樫浩さんと当日誕生日だった工藤さんにサプライズでバースデイケーキがステージに運ばれ、1st Stageの『STOUT!』のお二人もステージへ。全員でのセッションでこの日のライブを締めくくった。

1st Stage、2nd Stageともに、Articaならではのステージとオーディエンスとの距離の非常に近いアットホームな雰囲気で、ここでしか味わえない素晴らしいライブだった。

written by .S.G


投稿者 waterlife : 2008年03月20日 14:26

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